岡山県トレセン U15 U16 トレセンリーグ 報告

岡山県トレセンU15 U16トレセンリーグ 報告

U15チーフ 松下 祥一

1.結果

1勝0分2敗 勝点3 得失点差-2 得点4 失点6

  •  8月15日(火) vs鳥取県 ●0-3 @広島県 東広島運動公園陸上競技場
  • 10月15日(日) vs島根県 ●0-3 @鳥取県 鳥取県フットボールセンター若葉台
  • 11月26日(日) vs広島県 ○4-0 @山口県 やまぐちサッカー交流広場
  • 12月10日(日) vs山口県      @岡山県 新見防災公園

 

2.チームの目標

・試合を通じての各選手のレベルアップ

・多くの勝点を獲得すること

 

3.チームコンセプト

1.岡山県代表としての誇りを持って戦うこと

2.プレーの優先順位の理解と実践

3.コンパクトなブロック形成からのボール奪取(チームとしての決め事理解)

 

4.試合について

①第1戦 vs鳥取県 ●0-3(0-2・0-1) 【天然芝 – 雨/曇り】

試合前に主に確認した点は、チームでの守備のやり方、ボールの運び方を共有して試合に臨みました。前半立ち上がりは相手の背後を狙いながら、奪われたら高い位置からの守備への切り替えで流れを引き寄せたかに思えた矢先に簡単にサイドからのクロスに対応しきれず失点。失点直後から守備が後手になりチームでの決め事が守れずMFとDFの間でボールを受けられるシーンが増え、最後は個の力で2失点目。HTで守備の修正をしたことで前線からの守備で何度か得点のチャンスを作り出すことが出来ました。また背後へのボールを起点にサイドからのクロス、スルーパスからシュートチャンスがありましたが決定力が乏しく得点するまでに至りませんでした。守備はチームでの決め事を守りながら背後を消すことで相手に決定的なシーンを作らせませんでしたが、後半足の止まってきたところで一回のチャンスを確実に決められました。最後は決定力の差を痛感しました。普段80分ゲームを経験したことのない選手には厳しい戦いになりましたが、この経験を次につなげてもらいたいと思います。

 

②第2戦 vs島根県 ●0-3(0-0・0-3) 【天然芝 – 雨】

前回の試合で出来なかったツートップの守備をTRにて修正し、2戦目を迎えた。生憎の天気ではあったが相手も同じ条件であることに変わりない。試合に入る前にチームとしての決め事を再確認した。(前線からの守備・マークの受け渡し・ボランチとセンターバックの距離間・ラインコントロール、奪ったボールを簡単に失わない)立ち上がりから良い状態で試合に入れ守備も簡単にはやらせないことが出来ていた。結果、奪ってからサイドにボールを回し、勢いを持ってゴール前に入っていくシーンがあったが決定力のなさにより、キーパー正面・枠の外と点を取ることが出来ない。HTでセンターバックとボランチのマークの受け渡しにズレがあり修正をかけた。また、展開的にも不用意な自身のミスでボールを失わないことを徹底した。後半も幾度となくチャンスは作るが決めきれない。逆に自陣中盤での不用意な横パスを奪われ、ショートカウンターから1失点。ここで集中を切らさず繰り返しやっていることを続けようと促した。点を取りに行く姿勢が強くなったためリスク管理の点が疎かになりカウンターをくらい失点した。最後まで諦めずに1点を取りに行く姿勢は見せたが。アディショナルタイムにDFのクリアミスを相手に奪われダメ押し点を献上してしまった。この試合での課題として、いい形で崩しが出来ても再現性がないこと。また止めて・蹴るといった判断、正確性はまだまだ他県と比べ低く感じた。守備の点ではやってきたことが形にはなってきているがサッカーは点を取るスポーツである以上、確実に点を取る・ゴールを奪うTRは必要不可欠になっている。残り2戦をより良いものにできるようにしたいと思います。

 

③第3戦 vs広島県 ○4-0(1-0・3-0) 【人工芝 – 晴れ】

1,2戦での経験を生かし積み上げてきたものを発揮することを目的とし且つ、勝ち点を取ることを選手に求めた。前半立ち上がりから1stDFのアプローチの遅さから後手の守備となり失点してもおかしくない入り方であった。外からの修正で守備の強度を上げボール奪取率が徐々に良くなってきた。ボールを奪ってからの攻撃も止めてから探す・止めてから動き出すとコミュニケーションが取れず単調になった。相手DFの背後がゆるくそこへ動きながらボールを入れることを徹底し少しずつ効果が表れ始めた。前節での繰り返し再現するプレーがでてきた。前半終了前に動きながらのプレーでDF裏へ抜け出し先制点を奪うことが出来た。HTで動きながらのプレーの徹底と1stDFの決定後の周りの連動を意識させ全員でハードワークすることを共有させた。後半も変えることなく狙い通りのプレーから追加点を奪うことが出来、足の止まってきた相手に緩めることなく追加点を奪うための守備をやり続けさらに追加点を挙げることが出来リーグ初勝利となった。しかしながら課題は残り、数あるチャンスを決めきれないことは今後の得失を考えてもまだまだ決定力は低いと感じた。また選手によってはTR不足といった選手も見受けられ走れないといった点も目に付いた。残り1試合は地元岡山での戦いであるため全員で勝ちにこだわりたいと思います。

 

関係クラブ・中体連の皆様、日頃の選手派遣を含めトレセン活動にご理解・ご協力ありがとうございます。まだまだ続くリーグ戦に今後もご協力のほどよろしくお願い致します。